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公開日:2023.4.5

配送管理の導入事例

RFIDで約80%の業務を削減!リターナブルパレット管理

日本サニパック株式会社ロゴ

【日本サニパック株式会社】
SCM グループ グループ長代行
兼 物流企画部 部長 山本 方士 様

【日本サニパック株式会社】SCM グループ グループ長代行 兼 物流企画部 部長 山本 方士 様

【株式会社トランスシティサービス】
大和営業所 チームリーダー
今野 美勝 様

【株式会社トランスシティサービス】 大和営業所 チームリーダー 今野 美勝 様

清潔で快適な生活をサポートする「ソーシャルインフラ」を担う企業として、進化し続ける日本サニパック株式会社様。
その物流過程で使用するパレットを、ワンウェイからリターナブルに切り替えるタイミングでRFIDでのパレット管理を開始。
RF タグの読み取りに、当社のAsReader GUN-Typeをご採用いただきました。

導入:2020年3月

■導入機種
> ASR-R250G

【インタビュー全文は以下】

取材日:2023.2.24

【日本サニパック株式会社】
SCM グループ グループ長代行
兼 物流企画部 部長 山本 方士 様

現場の負担を削減するためにRFIDを導入。
AsReaderをどこで知ったのか?また、アスタリスクをどこで知ったのか?を教えてください。
弊社は製品の輸入の7割ほどを自社工場のインドネシアから行っています。
ですが、昨今の物流クライシスの影響で、物流現場の人材不足が非常に顕著になっており、今回パレットの輸入に踏み切りました。
パレットの輸入に踏み切るに当たって、どうやって現場の負担を少なくするかということが非常に大きなテーマでした。
そこで我々の兄弟会社でもある伊藤忠紙パルプさんに、RFIDを導入するところから色々なご相談をさせていただき、伊藤忠紙パルプさんからアスタリスクさんのAsReaderをご紹介いただいた、というのが今回の経緯です。

現場の負担を削減するためにRFIDを導入。

RFID の導入に至った経緯、また、業務の中で、AsReaderをどのように使用していただいているかを教えてください。
積載効率を落とさないように、過去にはシートパレットや、ローラーフォークなど、色々な研究をおこないましたが、オペレーションが難しいという結論で、導入にいたりませんでした。
加えて、環境を考えた時に、私どもは全国に6拠点の倉庫がありますが、自社工場と倉庫の間をリターナブルで使用する、パレット化に踏み切りました。
その時にどうやって、現場の負担、パレットの枚数管理をミニマイズするために考えた結果、踏み切ったのが、今回のRFIDの導入でした。
次に考えたのは、いかに簡単にRFタグを読み込むか、パレットの枚数の確認をするか、ということです。
工場で製品を積んでパレットを出荷する時、40フィートのコンテナの場合、38枚のパレットを積載できます。
パレットにはシリアルナンバーが付いており、そのナンバーを読み込んでどこに持っていくのか、例えば本日は神奈川県大和市の倉庫におりますが、大和に持って行くという情報を読み込んでいく、という用途で AsReaderを使用しています。
例えば大和倉庫に入庫した時は、確認のために AsReaderで読み込みをします。加えて、倉庫に一定枚数がたまったら、工場にシップバックするので、その時は、もう一回読み直すというようなことで使用しています。
RFIDの導入に踏み切る前はどのような運用をされていて、どこに課題感をお持ちになってましたか?
今回のプラスチックパレットのラウンドユースをする前は、一部の製品にだけワンウェイのパレットを起用していました。
特にプライベートブランドなどの製品は、段ボールも含めて製品という認識がすごく強く、段ボールが破損しているだけで返品の対象になったりするため、ワンウェイのパレットで輸入していました。
その時は、ラウンドやリターナブルで使うのではなく、完全に一方通行でやっていました。その管理は全て現場の方々に目視で枚数確認していただき、エクセルで管理する、ということをやっていただいてました。
今回、リターナブルでパレットを使うとなった時に、元々やっていた、全てのパレットを目視確認、エクセルでの確認、メールでのやりとり、ということは現場の負担が大きいのではないかという懸念があり、どこまで排除できるか、が導入の大きなテーマでした。

RFID の導入で約 80% の業務削減に。

RFIDの導入で約80%の業務削減に。
目視での管理と比べると、どれくらい効率化されたかをわかる範囲で教えていただけますか?
おおよそにはなりますが、約 80%の業務効率化につながっています。
まず、今は報告が全く必要ありません。以前は何枚入りました、であったり、今何枚あります、ということを全て目視で確認をし、メールや、エクセルで送る必要がありました。
それを考えると今回は相当ミニマイズされています。
日本パレットレンタル様のLogiarxと当社のAsReaderをセットで使っていただいておりますが、業務報告などの手間という点以外でも、何か改善された部分、RFIDを導入して良かったことを教えていただけますか?
まず、入出庫管理が非常に楽になりました。約 7,000枚のパレットを初期導入して、それをぐるぐる回しているのですが、当社の工場の方でも、今はどこから何枚パレットが入ってくるかというスケジュールがわかります。
大和を出庫しました。その場合、大体 2~3週間で着くということが事前にわかります。そういう状況も見えてきます。
逆にいうとパレットが足りなくなる時には、2~3週間前には何枚入ってくるかがもう分かっており、Logiarx というシステムで全て管理できているので、入出庫の枚数もわかる。なので、あらかじめ手が打てるわけです。
じゃあ、今週のコンテナはバラでいきますよ、みたいなことにも、あらかじめ情報がつかめるというのは大きい利点の一つです。

障壁と思われた環境がプラスに。

障壁と思われた環境がプラスに。
最後に、RFIDをご導入いただくにあたり、気をつけたことや、障壁になったことはございますか?
伊藤忠紙パルプさんからご指導いただいて RFID を導入するにあたっては、鉄と水に弱いという2 つの注意点がありました。
水に関してはとにかくパレットを外に置くのではなくて、雨を凌げる形で必ず軒下や、倉庫の中ではないにしても、直接雨が当たらないようなところに保管をしていただくお願いを徹底しました。
鉄に関しては一般的にはネガティブな要素になるところですが、逆にプラスに働きました。コンテナは鉄の塊ですが、RFIDリーダーは鉄が電波を通さずに反射するため鉄に弱いと言われています。我々はコンテナの中にパレットを入れることによって、逆にリーダーからの電波の反射を利用して、12m 奥の枚数でもきちんと読み取りができることを確認しました。
しかもスピーディかつ、高い精度で。
結果として反射によって枚数の読み取りの精度も高くなるというのが、我々にプラスとなりました。
ですから、水には注意している点と、障壁と思われた鉄がプラスになった、ということですね。
導入事例 - 日本サニパック株式会社様

【株式会社トランスシティサービス】
大和営業所 チームリーダー
今野 美勝 様

多くの人が関わる現場で助かる簡単操作。作業時間も大幅に短縮。
AsReaderのGUN-Typeを使用されていて、最初の印象と、今使用されての印象を教えてください。
弊社にとって、導入実績のない試みとなり、使用方法が複雑ではないか?技術についていけるか?など少しの不安がございました。
しかし、実際使ってみると、使用方法もシンプルで、接続から読み込み開始まで 1分も掛からないスピード感も魅力の一つです。
専属の作業員ではなく、あらゆる人が関わる現場でシンプルな使用方法であることは、弊社の作業体制にとって、とても大きなことです。
また読み込みは、日本サニパック様の商品がコンテナの奥まで積載されているので、使用前は容易に奥のパレットまで読み込むことができないのでは?と思いましたが、実際に使用してみると、奥の隅々まで RFタグを読み込むことができ、技術の高さを感じました。

多くの人が関わる現場で助かる簡単操作。作業時間も大幅に短縮。

現場で使用されて導入以前と比べてどう変わってきましたか?
過去にない試みでしたので、全てが変化点でした。先程申し上げた通り、このような取り組みをしているお客様は他にはなく、事務職員はもちろん現場作業員にとっても、知識向上とシンプルで効率的なパレット管理の方法に触れることができたため、弊社にとっても、とてもメリットがありました。
またパレットの配置や、輸出するためにバンディング作業をする際、最終的に一つのコンテナにパレットを322枚積載するのですが、AsReaderを使用することで積載枚数を随時確認することができます。
もし AsReaderがなければ、カウントを間違えたり、積み残しが発生する可能性があるため、ヒューマンエラーを抑制できることも、とても大きなメリットです。
体感で結構なのですが、全てのパレットを読み取るのに大体どれくらいの時間をかけていますか?
コンテナに積みながら読み込みをする時は、2~30 分あれば読み込みと積み込みが終わってしまいます。
RFID を使っていない時は、大体どれくらいの時間がかかっていましたか?
感覚ですが、3 倍ぐらいは時間がかかってしまいます。

技術の高さに感銘を受けて満足しております。

技術の高さに感銘を受けて満足しております。
AsReaderの GUN-Typeを使用されて、求める新しい機能や、次期製品に期待することはありますか?
機能の技術の高さには、大変感銘を受けて満足しております。
敢えて挙げるとすると、1 作業員としてはリフトに乗りながら使用できるのはありがたいです。加えて、大変極端な意見となりますが、リフトを操作しながら読み込みが自動的に行えると、スピーディーな作業が可能になるのでありがたいです。
例えば、操作一つで読み込みを開始し、アンテナに首振り機能があり、円を描いて読み込みをする。
操作としてのスキャンを行わず、トリガーを引かずとも、タイマー機能などで数分毎に自動で読み込む。
そのようなことがボタン一個でできると、手が拘束されることもなく、リフトから降車することもなく作業が行えるため、よりスムーズな作業となるのでは?と期待しています。

一回教わっただけですぐに使えるようになりました。

一回教わっただけですぐに使えるようになりました。
今後リーダーとして以外で、iOS の端末をどう活用していきたいですか?
コンテナ入庫、破損品、コンテナの穴あきなどがあった場合、都度都度デジカメを事務所まで取りに行って、写真撮影を行い、事務所に戻しているのですが、iPhoneで撮影し、Wi-Fiで写真データを送信できると時間短縮にも繋がると思うので、そういった活用ができればいいかなと思っております。
最後にもう一点だけお聞かせください。教育、研修などの使用に向けての準備、前段階はいかがでしたか?
自分自身は初めて使った時には、口頭だけで使い方を教えてもらいましたが、本当に一回教えてもらっただけで、すぐ使えるようになりました。
結果として満足いく効果が出ているので、かなりシンプルな操作方法でこんな改善ができる、ということを一番感じています。
日本サニパック 株式会社

日本サニパック 株式会社

〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目 25 番 5 号
https://www.sanipak.co.jp/
創業 / 1970年
従業員数 / 87名(2022年3月末現在)
協力:日本トランスシティ株式会社

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